東日本大震災から半年間。今やんなくていつやる。 

2011/09/11 § コメントする

2011年 / 3月11日 / 14時46分 東日本大震災。
東日本大震災により亡くなられた方々にお悔やみ申し上げますと共にに、被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。一日も早い復旧がなされますことをお祈り申し上げます。

■ 震災が起こってから今に至るまで



東日本大震災から半年間。まず皆さんには地震が起きた直後の事を思い出して欲しい。
僕自身、地震発生時は新宿のとあるビルに入る寸前だった。ビル全体を揺らす大きな揺れ。避難する人達。その直後はまだ、事の大きさに気づく事ができなかった。それから数時間経って、新宿の大型スクリーンに流れる津波の映像を見て、ただ事では無い事を認識する。

twitterのタイムラインは電車の遅延情報や家に帰れなくなった人達を支援するツイートで埋まった。その後も、感動的なエピソードや海外からの応援メッセージが流れ続けた。「自粛」という言葉が生まれ、まさに震災に関するツイート一色だった。

震災から数日が経つと、当時就活真っ盛りで毎日びっちり埋まっていたスケジュールは全て無くなった。無論、就活をする気分にもなれなかった。節電の呼びかけや募金活動等、あらゆる場所で震災復興を支援する活動が行われた。マスメディアでも震災の事のみが放映された。そして、福島原発事故が起きた。

震災から数週間が経つと、余震も止まない中、現地に出向き震災復興に精を尽くす団体が増えた。震災復興のNPOや任意団体もたくさんできたし、世界中から義援金が集まった。グルーポンは自分達のサービスを停止し、震災復興における募金のみを自社サイトで集めた。

震災から一ヶ月が経つと、オイルショックの時のような、教科書でしか見た事が無かったトイレットペーパーや食品の買い占めやスーパーでの行列ができた。ガソリンスタンドの前には車の大行列ができた。

震災から数ヶ月が経つと、TVではバラエティー番組が復活した。また、住宅の耐震に対するもの、被災地支援をうたった支援金回収、放射能を取り除くドリンクやサプリメント等、震災詐欺が生まれた。

そして、震災から半年が経った今、僕の周りでは震災前とは変わらない生活が戻っている。普通に物を買い、普通に食べ物を食べ、普通にテレビ放送を見る。震災直後は自分の事のように胸を痛めていた現地の映像も、今では、「かわいそう」と、他人事になってしまっていた。
一方で被災地では、家に困り、雇用に困り、生活に困っている人達がたくさんいる。

■ お金が全てじゃないけど、やっぱりお金は必要



震災復興のためにはどれだけのお金と時間と人手が必要なのだろう。例えば数十兆のお金が必要だとして、今どの程度まで集まった(実際に使われた)のだろう。日本の人口が1億2000万人で、”日本人全員が1円寄付したら1億2000万円になるのに“って議論する事があるけど。もし、20兆円必要だとしたら、いったいいくら寄付したら良いのだろうか。
日本の労働人口(就業者数)が6000万人位だとして、6000万人が毎月1万円寄付しても、年間7兆円くらいにしかならない。もし、20兆位必要だとしたら3年間、毎月毎月、6000万人が1万円寄付しなければならない事になる。ソフトバンクの孫社長が100億円寄付したり、その他にもたくさんの人と海外からも寄付金が集まったけど、実は全く足りていないのだろう。そして、日本は借金だらけの国なのに、これからもっと借金をしようとしている。

先日被災地で活動する、とあるNPOの方に「今、現地(or 現地で活動する上で)で必要なものは何ですか?」という質問をした。そしたらその方は、「正直お金です。僕ら(NPO等支援する側)にも、家族がいます」と答えた。

僕たちが遊んでいる間、飲んでいる間、ダラダラしている間。放射能の問題等もまだまだ止まない土地で毎日、猫の手も借りたいくらいに働く人達が、僕たちよりお金に困っている。

別に自分の生活全てを費やさなくて良いし、大金を寄付しろという訳でもない。
無理せず少しだけ、でも長期的に支援する事が大切。

■ ひとりじゃできないことをみんなでやる



僕たちは孫泰蔵が経営するmovidaという会社の中で、ORIZURUというサービスを作った。ORIZURUを簡単に言うと、震災復興プロジェクトを可視化(NPO等が情報発信)し、ユーザーは寄付(NPO等が行うプロジェクトに直接)をできるサイト。震災復興プロジェクトを運営する団体は、ORIZURUでプロジェクトを作り、twitter等を使って情報発信をする。そのプロジェクトに共感したユーザーは500円から寄付をすることができる。

僕たちが持っている問題意識は、
 “現地の情報が少なすぎる”
 ”規模が大きすぎて実感が湧かない”
という事。
TV等のマスメディアではあっと言う間に震災関連情報が少なくなってしまった。現地がどうなっていて、何が必要なのかがわからない。震災復興に必要な金額は数十兆とか、今何百億の寄付が集まったとか言われると、自分の力じゃ何もできないと思ってしまうし、被害の大きさは莫大だとわかっているけれど、何をしていいのかもわからない。

ORIZURUでは、震災復興プロジェクトを細分化し、期間は数週間、金額は数十万円のプロジェクトを登録する。ガレキ撤去とか、川の清掃作業とか、被災地の子供達の教育とか。より具体的に、より詳細に。現地から何が必要なのかをピンポイントで発信する事で、現地の情報とニーズを可視化する。そして、そのプロジェクトに直接寄付する事で、自分の寄付が何に使われたかが見えやすいようになっている。

まだまだ小さなサービス。でも着実に進める。
僕たちの被災地への関心が、半年間ですごく弱くなってしまったのと同じにならないように。


■ 最後に


日本は、基幹産業も円という通貨も危うい中で震災が起きた。見てわかる通り、受けた被害は本当に大きい。でも、そこから得た気づきも大きい。震災が起きた時は、本当にみんなが手を取り合っていた。NHKはUstを認めてニュースを配信し、路線復旧は夜通しで行われ、都内では地震発生から数時間で使えるようになった。車で大渋滞が起きても、駅では地下鉄から外に溢れるくらい人が集まっても、文句を言う人はいなかった。ツイートを見て何度も泣きそうになったし、たまにあの頃のタイムライン(助け合うツイートに埋まった)に戻りたいと思う

なんか、震災前から「日本ってヤバい」みたいになってて。
でも、それに対して何ができるかは上手く見つからなくて。
動き出してる人はほんの一部で。
とりあえず会社で働いて、とりあえずお金を稼いで、とりあえず生活をする。
でも今回の一件で、それだけじゃダメだと気づいた人はたくさんいたはず。

だから、
高校生以下の人なら “自分達は何もできないだろう” とか
学生なら “夏休みだから、最後の学生生活だから” とか
社会人なら “今は目の前の仕事を” とか
もっと年配の方なら “若い世代に任せて” とか
そんな事言ってられる状況じゃない。

震災復興も自分のやりたい事も。
いつ、何が起こるかわからないこの世界、困っている人が数多くいるこの日本で。

今やんなくていつやる。

オテキ

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