全ての人が、「マイプロジェクト」を持つべき時代の到来

2011/12/15 § 2件のコメント

先日、朝まで生YOUTHという、学生から社会人まで20名程度の方が集まり、様々なテーマについて話し合い、その模様をUst配信するというイベントに参加してきました(僕の最初の登場は1時間25分頃です)。ほぼ初対面のメンバーで夜11時から朝5時まで語り尽くすという、普通ならなかなか考えれないイベントです。内容は「日本の大学生のあり方」「ソーシャルメディアの過去・現在・未来」「震災で変わった事」等、多岐にわたる内容でした。初めて出逢ったメンバーで朝まで語る…普通なら結構会話に困りますよね。しかし実際に始めてみると、会話に困るどころか、語りたりない程でした。そして僕は確信します。日本には、こういう人がもっと増える必要があると。

■ 震災は何を変えたのか?


この日はちょうど震災が起きてから9ヶ月だった。だからという訳でも無いが、震災の話なくして今年を振り返る事はできないだろう。たくさんの被害が出て、たくさんの人が心を打たれた。そして、今年の漢字が「絆」になったように、色んな人が手を取り合った。だから僕ら登壇者も「震災で変わった事」というテーマで話す事になった時、事実として被災を受けた地域の土地や建物が崩れた等に加え、「震災によってみんなが心を打たれ、”自分だけ”という考えから”みんな”でという風に、価値観が大きく変わった」と話が進むのではないかと予測していた。しかし、いざ議論をはじめると予測とはちょっと違った結果が訪れる。
震災が起きた当初はみんなが募金や節電・節約(みんなで使うため)をしたが、今も継続的に続けている人はどれだけいるだろう?そもそも今までにも、9.11テロや2010年にはチリでも大きな地震があった。これらの事件が起きた当初は、今回の震災と同じように心を痛め、現地に行けないまでも募金をする等少しでも貢献しようとしたはずだ。それでもその心の痛みはすぐに忘れてしまい、まさに今回の自分毎として起きた震災時に感じた心の痛みですら、すぐに忘れてしまった。(もし、忘れていないようでしたら申し訳ないですが、少なくとも僕の周りは忘れているように見えます)
そういった、周りで起きている事件から危機感を感じる事のできない心の貧しさ、そして、我が身に起きた心の痛みすらも、数ヶ月後には心の奥底に眠ってしまう心の貧しさはいかなるものだろう。(僕らもその一員ですが。)「震災で変わった事」というテーマで一時間話し合った結果、「震災直後はみんなが動いて手を取り合った。今は一部の人のみが必死に動いて、大半の人は元の生活と考えに戻った」となった。

■ 全ての人がマイプロジェクトを持つべき理由


マイプロジェクトとは「問題意識を共有できる仲間とクリエイティブな方法で社会問題を解決する、有志によるプロジェクト型の社会貢献」である。ここでポイントなのは、マイプロジェクトといっても一人だけでやる必要は無いということ。自ら強い意志を持って動きだし、そういった想いや活動をソーシャルメディア等で発信する事で、自分達の活動を社会へ広げ、それに共感した仲間とも繋がるだろう。
日本の全ての人が心を打たれた震災では、多くの人が、「自分には何ができるだろう?」と考え、自分なりに出来る事を模索していた。僕ら一般学生も節電の呼びかけや募金活動、現地ボランティア等をやり、それに共感した仲間がたくさん集まった。まさにあの時の感覚だ。

マイプロジェクトを持つという事は、今の社会の流れから見ても当然の出来事なのかもしれない。会社という肩書きのもと働いていた時代から、部署毎になり、チーム毎になり、個となっていく。つまり、自分の名前で仕事をするという事である。
仕事だけでなく、ソーシャルリクルーティングのような大学生における就職活動においても同じような事が言える。数十人の採用に数千通、数百人の採用に数万件のエントリーシートなんて、採用担当からしても不要だし、集まりすぎたエントリーを足切りするために、学歴でフィルタをかけたりSPIの用な筆記試験をする事に大きな意味があるとは思わない。もっと個人が活動し自ら発信する事で、エントリーをしてくれた数万人の就活生のうちの一人ではなく、一生懸命活動し、情報発信し、社会に価値を出した、 “あなた” 個人を認識し、採用するだろう
これはまさしく、今まで仕事観や就活観等がくつがえり、自ら考え、自ら行動する事が必要であり、それをソーシャルメディア等を使う事で、社会に浸透させる事ができそれに共感した仲間が集まるという事である。そして、そういう事ができる(またはそれに挑戦している)人材が求められているという事だ。

■ 最後に



先日僕はアメリカのロサンゼルスやラスベガスに行ってきましたが、その時に数回「日本は大丈夫なのか?日本が復興するためにはどうすれば良いと思う?」というような事を、聞かれました。とある小さな街では、「日本の復興のため」として、今でも募金を集めているお店があり本当に驚きました。日本人すら忘れてしまっているのに、こんな田舎街の小さなお店でも、まだ覚えてくれていて募金活動をしてくれているお店があるのかと。母国でもなければ自分達の事でもないのに、僕たちよりよっぽど考え、行動している人がいるのです。

朝まで生YOUTHというイベントに参加されていた皆さんは、それぞれが上記で述べたようなマイプロジェクトを持っていました。彼らがマイプロジェクトとして掲げるテーマはソーシャルメディア、テクノロジー、震災復興、教育、ガンに対する考え方の払拭 etc…様々です。
最初はどんな小さな事でもかまいません。自分が今持っている問題意識について動き出しましょう。問題意識を持っていない人は考えましょう。それが最初の一歩です。
そしてマイプロジェクトを継続的に行うためには「誰に?何を?どのように伝えるのか?」を考え、仲間が増え、できることの規模が拡大すれば「どうマネジメントし、どう活動していくか?」と考えはじめます。実際にはもっとたくさんの課題が出てきますが、そうやって自ら考え行動する事が、今の日本人(特に大学生)には必要なのではないでしょうか?

僕は確信しています。個人個人がマイプロジェクトを持ち、もっと考え、もっと活動し、もっと発信しなければならないと。

オテキ

§全ての人が、「マイプロジェクト」を持つべき時代の到来」への2件のフィードバック

  • ゴメス より:

    さすがです!オテキさんのブログ毎回読ませて貰ってるけど、ブロガーとしてまだまだ学ぶことがたくさんあります。今回は少ししかお話できなかったのですけれども、お会いできて良かったです!

  • […] 全ての人が、「マイプロジェクト」を持つべき時代の到来 « OTEKI’s blog マイプロジェクトとは「問題意識を共有できる仲間とクリエイティブな方法で社会問題を解決する、有志によるプロジェクト型の社会貢献」である。ここでポイントなのは、マイプロジェクトといっても一人だけでやる必要は無いということ。自ら強い意志を持って動きだし、そういった想いや活動をソーシャルメディア等で発信する事で、自分達の活動を社会へ広げ、それに共感した仲間とも繋がるだろう。 […]

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