NPOマーケティングは世の中を変えるカギ

2011/12/27 § 2件のコメント

世の中にはNPOにしか解決できない問題があります。

正確には、NPOのような非営利団体が一生懸命取り組み、その他の営利目的とした企業や団体が着手しない(もしくはできない)ような課題です。
 -カンボジアでは家庭の貧困を理由に、体を売らされる子供達が絶えません。とある女の子は部屋に放り込まれ、ドアに鍵をかけられました。彼女は殴られ、監禁され、多い日は15人の男性を相手にすることを強要されました。
 -東京では毎日6000トンもの食料が廃棄されています。その中には、まだ充分食べられる食品がたくさんあります。一方で、社会生活の中で安全で十分な栄養含む食べ物を手に入れることのできない人が、日本には数十万人いるそうです。
 -日本には障がいを持たれた方がたくさんいます。生まれつき障がいを持ったために、仕事を与えてもらえない方々を野放しにしていいのでしょうか?
 -子供が発熱し、保育園は預かってくれません。子供の看病のために仕事を休み、それが理由で事実上解雇になる方がいます。

そして、そんな様々な社会問題に、自らの人生を懸けて挑戦する人たちがいます。

■ 利益 ≠ 社会的価値


NPOに対する皆さんのイメージ、それを是非お聞きしたい。
日本では、夢に向かって熱く語ると、横目で見られ、それが複数人集まると宗教みたいと気嫌いされる。社会を変えるなんて言った日には鼻で笑われるかもしれない。

世の中には利益を出す事は難しいけれど解決しなければならない、そして、それを解決する事が社会的に大きな価値を生み出すであろう問題がたくさんある。そういった問題に対し、少ない給料でも、長い労働時間でも、周りに横目で見られても、社会問題に対し本気で挑戦する集団。それが、僕が今まで出逢って来たNPOという組織で働く人達だ。(実際には様々なNPOがあるが)

一般企業の人はこう言う。利益を出してる分だけ、お客さんに価値を提供し、社会に価値を出しているということだと。
でも、本当に”利益=社会的価値”なのだろうか?
これから多くの人は社会に出て働く。大学を普通に卒業して定年が60歳くらいなら、40年というとても長い時間働く。だから“働く”という事には、色々な意味があっていい。お金を稼いでも良いし、家族を守るためでも良い。そして、その働く目的の一つに、”社会問題を解決する”という目的を入れて欲しい。
そして、そのような意識を常に持っている典型的なロールモデルがNPOのように思う。

■ NPOを正しく知り・正しく理解してもらう


もしも、こういったNPOの活動を多くの人に理解してもらう事ができて、もっと多くの日本人が、自分の幸せのためだけに働く事をやめたとしたら、日本はもっと良くなるかもしれない。NPOマーケティングの真髄はNPOの活動を世の中の多くの人に知ってもらい、同じような志を持つ同志を増やす事に加え、特に何も考えずに、とりあえず働いて、とりあえず生活している人たちの啓蒙の役割を持つと、僕は考える。

NPO法人かものはしプロジェクトという団体がある。児童買春という社会問題の解決に2002年、当時大学生3人が挑戦し、今では正社員30名以上、子供を買わせないための事業「子供を買う人を逮捕する警察支援」、子供を売らせないための事業「大人に仕事を、子供に教育を提供するためのコミュニティーファクトリー事業」等を展開するまでに成長したNPOだ。
彼らの取り組みは何百億という利益を稼ぐ事はできないかもしれない。何千万という給料ももらえないし、何百人という組織で動く事もできないかもしれない。それでも彼らは日々挑戦している。

皆さんが思ってるような単なる偽善団体とか、ボランティア集団という訳ではないのだ。

■ NPOへの関わり方


NPOの事務所には色んな人がいる。会社のように社長がいて、課長、社員、アルバイトがいてというのではないので、誰が何の役割を果たしているのかよくわからない事もある。中心になって働いている人が本業は別にあったり、出された名刺に別のNPOの名前が刷られていたり、本業の傍らボランティアとして関わっている場合もあれば、「専従スタッフ」としてNPOを本業としている場合もある。だから、NPOを理解するには、そうした人達のそのNPOへの関わり方を知る必要があるだろう。
関わる内容としては、会員になる・寄付をする / プレゼンを客観視する形でアドバイス / 人の紹介 / リサーチの方法や、活用方法のアドバイス / ITツール利用方法の指導 / 団体のイベント手伝い / プロボノコーディネーターとして活動 / 物品購入・サービス利用等、本当に様々だ。

上記の中で自分自身にあった関わり方を見つけ、是非一度、興味関心を持ったNPOの活動に参加してほしい。大学生ならインターン等で中長期で関わるのも良いとだろう。きっと、今までの生活では得られなかった気づきが見つかる。

■ 最後に


NPOというだけで、怪しい、宗教、ダサイと呼ばれる事があります。でも、それは確実に間違っていると思います。
助成金とか寄付で運営しているだけでしょ
自分達で利益出せてないなら、結局足引っ張ってるだけじゃん
否定するのは簡単です。でも、彼らがそれらの問題を解決してくれなかったら日本や世界はどうなると思いますか?
もう誰かに頼りっぱなしなのはやめましょう。平日はできるだけ早く切り上げ、週末に遊ぶ事だけがモチベーションになっている仕事なんて終わりです。世の中に溢れる社会問題に対して全員が当事者意識を持たなければ行けない時が来ています。
「NPOで働け」という事を良いたい訳ではありません。ただ、もっと多くのNPOが世の中に正しく理解され必要があると思いますし、またNPOが持つマインドは全ての人に必要なのではないでしょうか?

オテキ

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