ソーシャルメディアに対する見方を改める

2012/01/14 § コメントする

これまでに僕は、ソーシャルメディアと呼ばれるツールにたくさん触れてきました。個人的にはソーシャルメディアのおかげで世界はもの凄く広がったと思っています。情報収集も簡単になりましたし、既存の友人とのコミュニケーション手段はメールよりもtwitterやfacebookの方が圧倒的に増えています。企業やNPOの中でソーシャルメディアを運用し、卒業研究でも飲食店のソーシャルメディアを使ったプロモーションをさせて頂きました。そうやって、ソーシャルメディアが無くてはならないものとなり、使っている中で見えて来た事を述べたいと思います。

■ ソーシャルメディアとは何かを考える


ソーシャルメディアとはいかなるものなのか。従来のマスメディアと何が違うのか。僕はソーシャルメディアのソーシャル=”人を媒介する事”と捉えている。アメリカでGoogleのトラフィックがFacebookのトラフィックを超えたという記事が以前話題になったが、GoogleがFacebookに持つ脅威とは、検索エンジンとしての機能を失うことである。渋谷でカフェを探す際に、Googleで「渋谷 カフェ」と検索するのではなく、TwitterやFacebookを使って友人に「渋谷でオススメのカフェ教えて」と聞くようになっているのだ。つまり、人々は知らない誰かの情報ではなく、知ってる友人からの情報に価値を見出す。そして、従来のマスメディアのような知らない誰かが一方的に発信する情報に加え、ソーシャルメディア上の人間関係の中で人を媒介し、それによって信頼性が増したり、共感を生んでいくようなメディアがソーシャルメディアなのだ。

■ それぞれのソーシャルメディアの使い分けを考える


2012年「ソーシャルリクルーティング」の動向予測!注目したいキーワードはこの3つ!という記事の中で紹介されているが、各ソーシャルメディアの特徴やできること/できない事を理解し、それぞれに合った使い方を選ぶ必要がある。Twitterでの発言をmixi、Facebook、Linkedin etc…全てを連動させる必要もない。
プライベートの付き合いは「Facebook」や「mixi」
ビジネス上でのネットワーク維持、セルフブランディングは「LinkedIn」
専門的なコミュニティは、「Google+」
情報収集や暇つぶしは、「Twitter」
社員間での情報共有は、「Yammer」
顧客に関する社内情報共有は、「Chatter」
ゲームつながりとのやりとりは、「Gree」や「Mobage」
スマートフォンでのチャットなら、「カカオトーク」
位置情報でのやりとりなら、「eyeland」
これはあくまで特性分けされているが、各個人にあった使い方を模索して欲しい。

■ ソーシャルメディアは万人には使いこなせない


上記のように考えると、ソーシャルメディアは人を媒介するメディアであり、それは友人との人間関係の上に成り立っている。だから、コミュニケーションを取るのが元々好きでは無い方や、人に自分の意見や考え方を見られたり意見を言われたりするのを嫌う方には、ソーシャルメディア本来の持つ特性は発揮しきれないのかもしれない。友人の発信する情報や意見に対しレスポンスをし、自らの発信する情報や意見に対しレスポンスが来るような関係性を構築できなければ、ただ人の情報を見ているだけ、ただ自分で発信しているだけのツールとなってしまう。また、スマフォやPCの方がソーシャルメディアの使い勝手は圧倒的に良く、そういうデバイスの普及的な面を見ても、ソーシャルメディアは万人に使いこなせるツールでは無い。

■ ソーシャルメディアでも本物力が求められている


ソーシャルメディアを使ったブランディングやプロモーション等が進んでいる。大企業だけでなく、小さなカフェ等もソーシャルメディアを使ったマーケティング等が一般化され、個人でもそういった使い方をする人は多い。ただ、基本的にはリアルの器以上の価値は出ない。
個人のセルフブランディングで言うと、残念ながら現状では様々なソースからの情報をソーシャルメディア上に流し、それだけで影響力を持つ人はたくさんいるが、これからはリアルな人としての価値が問われる事となるだろう。キュレーションだけでなく、オピニオン系(自分が持っている意見や主張)が重要だ。
小さなカフェ等で言えば、莫大な広告費をかけられずにそれらのお店に埋もれていたお店が見つけてもらいやすくなり、加えて、来店してもらう前から来店後までお客さんと関係性を築くことができるようになった。だから、お店が本来持つべきホスピタリティが無ければ、それはソーシャルメディア上でも同じような事を繰り返すだけだ。
ソーシャルメディアは自分発信で伝えられるメディアなのだから、極論言ってしまえば普通の大学生や何もないお店がソーシャルメディアを使ってブランディングやプロモーションをしても効果はなく意味も無い。卓越した何か、自らのセールスポイントを持っている必要がある。

■ ソーシャルメディアは使い方次第で楽しくなったり、つまらなくもなる


自分にとって楽しい/つまらないコミュニティや人間関係が存在するように、Twitterで言えばフォローしている人/フォローされている人、Facebookで言えば友人になっている人/いいね!を押しているページ等によって、ソーシャルメディアの面白さは格段に変化する。リアルな人間関係ではつまらないと思った人とは会わなかったり、連絡を取らなければ、その人との人間関係はとらなくて良くなる一方、仕事や実生活を送る上で、切りたくても切れない関係もある。ソーシャルメディアも同様の事が言えるが、リアルの人間関係との圧倒的違いは物理的な距離が無い事であり、いつでもどこでも自分の好きな友人関係に属し、興味関心の高い人や分野にリーチすることも可能だ。

■ 最後に


2010年はソーシャルメディア元年と呼ばれ、それ以来ソーシャルメディアは利用者数、利用時間等含めて急成長してきました。ソーシャルメディア関連のサービスも数えきれない程となり、ニュースサイトや企業のサイトにも、ソーシャルボタンを載せない方が少ないのではないでしょうか。急成長してきたソーシャルメディアですが、ここで一度、ソーシャルメディアに対する見方や考え方を改めて考え直して頂ければと思います。

オテキ

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